温泉むすめというコンテンツをご存知だろうか。日本各地に点在する温泉を少女の姿にしてキャラクター化するいわゆる擬人化コンテンツである。その温泉むすめに「鳥羽亜矢海」というキャラクターがいる。その名の通り三重県の鳥羽温泉を擬人化したキャラクターだ。

彼女の声を担当しているのは会沢紗弥さん、デレマスの関裕美役としてお馴染みの人気声優である。会沢さんは鳥羽温泉郷の観光大使も務めており、彼女が大好きな身内のオタクと共にいつかは鳥羽に行こうと決めていた。
日程のすり合わせやイベント被り、チケットの獲得など数々の試練を乗り越え、ついに鳥羽への旅に出発する。
今回の行程はこちらのページを元にし、会沢さんと同じ足跡をたどることになった。

1.楽園への誘い
5月23日(土) くもり
初夏というには少し快適すぎる気温の名古屋駅に集合。名古屋は曇りだが鳥羽の方は雨が降ってくるらしい。嫌になっちゃうな。

乗車するのは10:25発 賢島行き特急「しまかぜ」言わずと知れた近鉄の人気観光特急である。今回一番苦労したのがこいつのグループ席「サロン席」のチケットだったがここはとばつるさんが見事に10時半打ちに成功しゲットすることができた。ほんまにありがとう。

特急しまかぜが運転を開始したのは2013年。伊勢神宮の式年遷宮*1に合わせて新しい観光特急としてデビューした。週6日、名古屋・難波・京都から賢島までを1往復ずつ運行している。

列車は6両編成、うち4両がプレミアムカーで両先頭車からは前面展望が楽しめる。3号車は乗車している6人席のサロン席と4人席の和風・洋風の個室。そして4号車は軽食やスイーツが楽しめるカフェテリアと売店が設置されている2階建て車両だ。

今回残念ながら不参加になってしまったねぎまぐろさんが見送りと差し入れに来てくれた、見送られながら列車は定刻通り発車。しばらくしたら乗務員が記念乗車証とおしぼりを配布しに来た。

その後は談笑や職場の紹介(?)をした後、隣にあるカフェテリアへ向かった。大体四日市の手前で並び始めて松阪の手前で幸運にも横並びに席が5つ空いた。


ここで頂くのは松阪牛カレー。お肉が柔らかくて最高に美味しかった。現代において列車内で本格的な食事を楽しめるという行為自体が貴重なものである。

カフェ車両から戻り、列車は伊勢市に到着。「この次の宇治山田までガチですぐ着くよ」と教えてすぐ着いたのでウケた。今回の参加者のうちとばつるさんと白湯さんは近鉄どころか三重県に来るのが初めてなのでこういった反応も楽しい。

鳥羽線内に入るとしばらく森の中を走るが、鳥羽手前で車内メロディーの「われは海の子」とともに入江が見えてくる光景を眺めて11:54 鳥羽に到着。個人的にはここが日本三大車窓の一つでもいいぐらいに好きなのだ。



とばつるが鳥羽に参上… pic.twitter.com/0oBwLLx7rp
— とばつる◎ (@tobatobaBz) 2026年5月23日
今回の目的って、元はと言うとこれをやるために提案したものだった気がする。そこからだいぶ時間が経ってしまった。
列車を見送り、ホテルに荷物を預けた後駅前のオリックスレンタカーに向かった。余談だがオリックスレンタカーの予約サイトの記入例が「鈴木一朗」と知って爆笑した。
その後、難波発のしまかぜでやってきたかいていさんも合流。6人揃ったところでレンタカーに乗って出発。


城山公園に到着。ここはかつて九鬼水軍を率いた九鬼家11代目当主、九鬼嘉隆が築城した鳥羽城跡を中心に整備された公園だ。「I♡TOBA」の前で記念撮影をしたら雨が心な歯科強くなってきてしまった。

鳥羽駅方面を始め眺めもかなり良い。暗いけど。
好きな音楽をかけながら山道を走り続け、鳥羽市南部に位置する相差地区に到着。

相差海女文化資料館に到着。ここ志摩半島は縄文時代より海女が行っているような素潜り漁が行われており、日本で一番海女が多い地域とされている。



海女にも禁止カードとかあるんだ。
亜矢海ちゃんの趣味がダイビングだったのを思い出しながら、これからはアワビをもっと噛み締めて食べようと思った。いつまでも残ってほしい文化だ。
傘を忘れてしまった、正確にはホテルに荷物と一緒に預けてしまったので濡れながら神明神社に参拝。

石神さんと呼ばれて親しまれているこの神社は「女性の願いを一つ叶えてくれる」ところだ。

男6人で、願う。
代表して1つだけ女性の願いも祈願してきた。そしておみくじを引く。ここのおみくじは日本で2番目に大きなおみくじだ。


続いて「オウサツキッチン」へ。会沢さんが雑魚サンドを食べたところだ。


雑魚サンドは日によって使われる魚が違い、この日はタイが使われていた。ラッキー。
レインボーところてんサイダーはアイスが無いけどほぼ再現完了ってことで。ラストにところてんだけが残って苦労したけど美味しかった。

ここにはワンピース姿の亜矢海ちゃんが居た。かわいいね。
ここにも温泉むすめのグッズなどが揃っており、このコンテンツがまあまあ受け入れられていることを感じる。
2.塩辛とケーキ
帰りは「景色もいいから」とパールロード経由で鳥羽の市街地に向かうことになった。個人的にパールロードは家族旅行で訪れた志摩スペイン村の行き帰りに何度も通った道なので割と勝手は知ってたのだが、チャリすらまともに運転していないペーパードライバーにはきついのでみしやまさんが運転することに。


鳥羽展望台で休憩。

天気が良ければ富士山まで見えるらしい。天気が良ければ。まるでサスペンスドラマのラストシーンみたいな荒れた海を眼下に眺める。
富士山見えないです〜😭 pic.twitter.com/G0UaNDJ0yu
— みしやま🐟🐥🎠🎨🦭 (@missing340) 2026年5月23日

カフェ「海女のテラス」や売店があり、一休み。とばつるさんは「さぁちゃんが海藻だめだから」とか言いながらわかめスープを飲んでいた。どういうこっちゃ。
さぁちゃんが来たときはこの展望台なかったのかな pic.twitter.com/N5bq0l6lZn
— とばつる◎ (@tobatobaBz) 2026年5月23日
再び出発、もう雨も強いしホテルにさっさと入ろうということになってレンタカーを返却。途中難波行きのしまかぜと並走して盛り上がる。

今回のホテルは「戸田家」以前お伊勢参りの帰りに日帰り入浴だけしに来たことはあるが泊まるのは初めてだ。ちょうと団体の到着とバッティングしたため玄関でめちゃくちゃ盛大に出迎えられた。よく海外スターが来日するときの空港で同じ便に乗った乗客がスターを待つギャラリーを見てびっくりしたとかいう話を聞くが、こういう気持ちなんだろうなと思った。

ウェルカムドリンクのサービスがあったので白ワインで乾杯。外を見たら雨がバカ強くなっていたので「早めにして良かったね~」とか言いながら部屋へ。

和室部分。

ツインベッドの洋室部分。なんかこの部分だけで普段泊まっている東横インとかよりも部屋が広くてビビる。

「ここでサミットできるやんけ!」なんてことを言いながらテンションが上がる一同。

ここまで来てやることが野球中継を見ることなのが我々らしい。ちょっとゆっくりしてから温泉に向かう。

到着してかなり気が緩みきってたのか、腕時計をつけたまま湯船に入ってしまって自分でもびっくりしてしまった。以前マスクで同じ事はあったのだが腕時計でやらかすなんて…と恥ずかしくなった。その後は屋内の大浴場にも行きさっぱりした。

館内をめぐったらまだもう1箇所大浴場があったせいでおつおつさんと逸れたり、麻雀コーナーやカラオケボックス、卓球台などの存在を見つけて「これ一泊で済まねえだろ」とか思いながら夕食バイキングへ。

キハダマグロの解体ショーをちょうどやってた。マグロの解体ショーを生で見るのは初めてだった。


伊勢海老の刺身。そういえば食べたことがなかったな~と普段のホテルなら絶対に食べないものを楽しむ。
そして
今日は @missing340 のお誕生日ですよ‼️‼️‼️ pic.twitter.com/OzPWhf8yYQ
— とばつる◎ (@tobatobaBz) 2026年5月23日
この日はみしやまさんの誕生日である。参加してない人からも協賛があったケーキが登場。
これ予約取ってくれたオタクが「"まみむめも"の"み"でお願いします」ってわざわざ言ってくれたらしく、涙が止まらん
— みしやま🐟🐥🎠🎨🦭 (@missing340) 2026年5月23日
いきなり出てきたので普通にバイキング2周目食べながらケーキ食べてて面白かった。あんまり塩辛とケーキ並べるやつおらんねん。おめでとう。

夕食後は各々温泉に向かったりゲーセンに向かったり、売店で酒などを買い足して部屋で酒盛り。ゲームで寝る場所を決めたり、アイマスライブ映像を見たりして色々楽しく過ごしたらもう日付が変わっていた。

天谷、天谷優美だよ pic.twitter.com/TtZrhgGQvB
— つるまー (@trm_f8) 2026年5月23日
鳥羽の夜は更けていく…
3.カピバラは足が速い
5月24日(日)

朝からビシエド引退のニュースと誰かのいびきで目覚めてしまった。しばらく二度寝の姿勢をとってから朝風呂へ。昨日行ってない方の大浴場に浸かり、朝食へ。

どうでもいいけど6人居たら誰かは納豆を食べると思ってたが誰も食べなかったので安心した。(川崎のホテルを思い出しながら)卵が2つあるのは毎朝卵を食べる春瀬なつみさんリスペクトです。

朝からプリキュア見てる人達を観測してる pic.twitter.com/WtYYhNmssq
— つるまー (@trm_f8) 2026年5月23日
部屋に戻ってこれ書いたら「プリキュアは朝見るものだろ」と言われた。そういえばそう。


お世話になりやした~

一旦荷物を預けた状態でチェックアウト。まずは昨日行けなかった鳥羽マルシェと足湯へ。
ここも会沢さんが訪れていた場所だ。

この噴水の前で記念撮影もしていた。だからオタクも記念撮影をする。この後ろにある足湯は屋根が無くなっていた。

タオルを持ってないのでちょっとだけ手で触る程度だったが、足湯ってこんな感じの温度なんだなという感想が出た。まあ昨日温泉に全身浸かってるし。

海を眺める。対岸にある坂手島は鳥羽市に属する離島のうちの一つで、推理作家・江戸川乱歩の妻の実家の所在地で、乱歩はこの島の名物であるわかめを好んだという。


しばらく海を眺めたあとマルシェに。

店内にはミニ水族館がある。


小さいサメが泳いでいた。人を襲うタイプのサメではないと分かっているのだが結構オープンな場所にいてびっくりする。その後はもう1つのパネルを探しに鳥羽マリンターミナルへ向かう。

向かったのはいいのだが、肝心のパネルは無くなっているようだった。とりあえずターミナルでトイレだけ使って今日のメイン・鳥羽水族館へ向かうことにした。

前述の通り鳥羽には有人離島が点在しているため、本土とを結ぶ定期船が常に運航されている。多分路線バスとか地下鉄みたいな感覚なのだろう。

離島定期船の他に愛知県の伊良湖岬とを結ぶ伊勢湾フェリーも運航されている。船を見るとワクワクするね。



到着。多分来るのは23~4年ぶりとかそんな感じ。鳥羽水族館は敷地面積23981平方メートル。展示生物数は約1200種類と日本最大の水族館である。注目といえば日本でもここにしか展示されていないジュゴン、ラッコなど。ラッコを日本で見る方法は鳥羽に行くか冷たい海に入るしかないのである。

詳しくは後述するが今回はかなりお得に入館できた。

広大な館内は順路が設定されていないため、とりあえず個人行動で回る。とりあえずラッコを目指していたら途中でアフリカマナティーの存在を思い出した。

マナティーの仲間自体も絶滅の危機に晒されている。実際アフリカマナティーも日本ではここ鳥羽でしか見られないものである。その割に注目されてない気がする。中でもこのマナティーを保護したときのドキュメンタリーが面白かった。

現地民「捕ったで!」
調査隊「え!?ホンマに!?行くわ!」
現地民「解体して肉にしたで!」
なんでやねん。
続いてラッコへ。ラッコの観覧には列に並んで1分間だけ見られるという規制が敷かれていた。


水族館のラッコは先日福岡にいる個体が死亡したため、国内にオスはおらず、鳥羽にもメスしかない。そういう説明書きがあったはずなのに後ろに並んでた子連れ夫婦が「いない?南極で捕ってきたらよくね?」とかいうよくわからんことを言ってた。何を見た?列の前の方におつおつさんが、後ろにとばつるさんが並んでいたのでラッコを撮影する俺を撮られていた。30分ほど並んでようやく順番が回ってきた。


1分間をフルに使いまくって写真を撮った。もう次来るときはいないかもしれない。当たり前は当たり前じゃないのだ。
その後は適当に好きなところを回る。

バイカルアザラシ。よく考えると湖に住むアザラシというのも不思議なものだ。

もはや鳥羽の顔といえばジュゴン。この「セレナ」は1987年にやってきたので40年近く飼育されている。もはや三重県民といっても差し支えないだろう。ちなみに今回の知見は「ジュゴンはピヨピヨと鳴く」

ゴマフアザラシ。
気づいたら海獣ばっかり撮ってたし見てるな。結構回ったつもりだがまだ全然回れてない。「愛知県民は名古屋港や鳥羽で慣れすぎて他が小さく思えるんだよ」とずっと力説してたのを皆に分かってもらえた気がする。

来ない間に鳥羽名物になっていたダイオウグソクムシ。よく見ると結構気持ち悪いと思う。

突然変異で現れた青いザリガニ。
最近ザリガニを料理する動画とか見てるのだがこいつは別に食べたくないな。

今日の知見2「カピバラはめっちゃ足が速い」
なんなら外を走ってる近鉄志摩線より速いのではないか。ということで。

ちょうと「しまかぜ」が通る時間だったので水族館の中から撮影。

今回を象徴するような写真が撮れた。
ちなみにここは水族館だが「水辺の生き物」にも焦点を当ててコーナーを設けている。

スナドリネコ。お昼時なのでまあ寝たくなるわな。

ミシシッピーワニ。もう3人ぐらい食ってるだろ?ってぐらいの大きさでビビる。

🐊あっ、獲物だ。
いい加減お腹も空いてきたのでレストランへ向かう。
おたくと別行動してたらこの鉢合わせ方してこれ pic.twitter.com/hFRpFYA64J
— みしやま🐟🐥🎠🎨🦭 (@missing340) 2026年5月24日

これ食ってたら後ろから撮られてた。オタクはすぐニアミスする。
最後に古代の海コーナーへ向かう。

ここには「生きている化石」オウムガイやチョウザメが展示されている。この見た目でさっき食べたイカやタコと近い仲間のがよくわからない。

「やぁ」とか言ってきそうでかわいい。
このコーナーには閉館した志摩マリンランドからやってきたカブトガニも展示されている。

大きな水槽にはキャビアでおなじみのチョウザメが展示されている。

チョウザメはサメと名前がついているが「サメに見える」だけでサメとは関係のない古代魚である。最近キャビアを手作りする動画を見たのでキャビアが高い理由を知れてよかったと思う。
その隣はサメとエイの水槽。実はサメやエイも約3億年前から生息している古代生物なのである。

エイって毎回裏側しか撮ってない気がする。
ブログ用 pic.twitter.com/nERmsFk9iK
— つるまー (@trm_f8) 2026年5月31日
シロワニという巨大なサメが泳いでいた。この見た目だがかなり性格はおとなしいらしい。人は見た目によらないですよね別に人じゃないけど。

助けてくださいまし~
このあとは売店に寄って合流。

水族館から出たら三重県からのアンケートをとばつるさんが受けていた「きっかけは温泉むすめです!」と答えていたそうだ。そういうのって大事だと思う。
ということでホテルに預けていた荷物をもらい、いよいよ帰路へ。

帰りの特急は適当に予約したらサニーカーだった。よりによってNN52を引くなんて。しかもトイレが壊れていた。昨日とはえらい違いだ。そして普段そんなことをしないから座席の回転方法がわからず四苦八苦した。リクライニングを逆側にしたら回るって誰がわかんねん。

会沢紗弥といえば、銀色。
16:38 近鉄名古屋に到着。
その後はとばつるさんが岐阜に行きたいと言っていたので岐阜に向かった。

結局2日で愛知岐阜三重を制覇することになった。よく考えたらやったことの無いことだった。ねぎまぐろさんに鳥羽水族館のお土産を渡して少し散策し、名駅に戻って解散となった。
おまけ

今回使用したのがこちらの「鳥羽水族館割引きっぷ」鳥羽までの近鉄往復乗車券*2と鳥羽水族館の入館引換券、そして今回行くことはなかったが鳥羽湾めぐりとイルカ島への入場割引券がついたセットで、今回出発直前に見つけて用意することができた。
ということでお土産

三重県といえば伊勢海老。
あとは何個かステッカーを購入した。ステッカー集めをこの先の趣味にしようかな。
まとめ
5~6年前から言い続けていた鳥羽へのオタク旅行、まあ合宿と呼んでいたのだが。それが今回実現したのもこの期間付き合いを続けていたオタクが居たからでもある。久しぶりに大人数での旅行になったしオタク要素もほとんど無い旅行だったのだがかなり楽しく終わることができた。今回諸々用意や予約などをしてくれたことにこの場を借りて感謝申し上げたい。本当にありがとう。

鳥羽、楽しんでみてね!
オタク鳥羽旅行記 人魚と温泉 完






















































































































































