中間運転台の荷物棚

怪文書的なことから色々思ったことを書いていく。記事内容は全て筆者個人の見解であり、所属している組織の思想などではない。

推しコンテンツがやらかした時に考えること

 こんばんは、正直言うともう半年経とうとしてるし、そろそろ言おうかなと思っていたのですが、私つるまーは今年の1月27日からミリシタ*1を開いていない。その後3月にはアプリ自体を消してしまったのである。

 原因はというと、1月に発表された「イベント楽曲盗作騒動」が発端である。正直まとめサイトとかの情報をここに貼る気はないので、知らない人は自分で検索してほしい。

 誤解されやすいが、別に盗作がどうだったとかは別にいいのである。正直星の数ほどある楽曲の中にはメロディーラインが似ている曲が存在していて当然だろう。しかし、筆者が感じた違和感はこの後の対応だったのである。

イベント開始の数時間前に中止が発表され、1日たったツイートがこれ

これに連動して、ゲーム内の「メール」「ブログ」*2が更新されたのだが、そこにはイベント中止を残念がるアイドルの文面が書かれていたのである。

 

ボケか????

 

この件で感じた問題点が3つある

 1.そもそもこの時点ではなぜ中止になったのか明記されていない。

 このゲームではプレイヤーがプロデューサー(以下:P)になってプレイをしている、プロデューサーというのは劇中世界ではイベントを運営する側なのにPに原因が知らされていない。

 2.で、なぜその状態でアイドルが謝罪してるの?

 で、なぜその状態でアイドルが謝罪をファンにするのか?本来は先に運営側であるPや劇中に登場する765プロ*3の社長がブログなりメールなりで伝えるべきだったのではないか?

 3.1日経っても詳細が何一つ伝わってない状態なんだけど?

 不幸にもそこに登場したアイドルは筆者が好きな高山紗代子豊川風花の2人だったのである。なんだよ、それ。俺には知られてねえのにアイドルは何か知ってるのか?やってること地下アイドルの運営以下かよ。Pにだけ報告が来てねえならそれはそれで社会人としてどうなんだよ。そんで詳細が何にもなかったら憶測だけが独り歩きして余計に火の手が広がるのわかってねえのかよ。

 

こんなことをTwitterや少し前の記事で出したアイマストドンでまあまあ書いたのだが、それでも半分ぐらい運営を擁護しようとする(しかも理由付けがアクロバティックすぎるんだよ)意見があったりするのに正直耐えられなかったのである。

筆者の答えはこれである。

 

「じゃあ謝るの運営だけでいいじゃねえかよ」

 

 現実世界では企業の社員が問題を起こした場合、記者会見などで謝罪をするのは社長や現場の責任者であろう。政治の世界で大臣が失言をしたら大臣の他に任命した首相も任命の責任を負い、野党や国民から追及はされるだろう。仮にだが765プロが現実にあったとして、問題を起こして1日経っても何一つ説明をせず、所属タレント"だけ"に表の舞台で謝罪をさせたら批判は避けられないのではないだろうか。これじゃあまるで紗代子と風花が盾にされたようなもんじゃねえか。バカげている。おまけに事情説明後にはミリオンの曲の制作に関わってる人間までが擁護ツイートしてるし。揃いも揃ってバカか。

 

 結局、その1日後には自分が最初に好きになった四条貴音の誕生日だったのでその日はログインをし、バースデーライブ機能を使ってプレゼントを渡し、コミュも見てお祝いをすることにした。

 

結局その時デレステで担当アイドルのイベントを走っていたこともあり、それ以上見ることはなかった。次の日からはログインボーナスをもらって、火消しのような無料10連ガチャを引いたりしていたが、そのカードを使うこともなく、いつの間にかログインする気が消えてしまっていた。

 

そして、冒頭に書いたようなことになったのである。もはやミリオンライブに関してはPでも何でもないのである。コリンズ監督*4風に言えば「すべての情熱を失った」というコメントを残したい。そんな人間がアイドルに、ミリオンライブというコンテンツに真剣に向き合えるわけがないと考えたからである。正直延期になった7thライブは気になっていたし、去年配信されていた過去のライブ映像などで興味を深めていたし、その他にも気になるアイドルも居たのにこういう終わり方は非常に心苦しい。

 

結局、推しコンテンツがやらかしたらどうするべきなのか?

 前置きが長くなったが今回のテーマはこれである。正直言って個人的な答えは以下の3つ

1.悪い情報に惑わされない

 今回もそうだが、憶測が独り歩きして思わぬ方向に火の手が広がることはしょっちゅうある。SNSなんてボタン一つで一瞬で拡散されてしまう。正しい情報を手に入れるまでは"沈黙"することも一つの手だと思う。そして正しい情報を手に入れた後に「そこおかしいじゃねえかよ!」と声を上げるべきなのである。

2.推しだからという感情を捨てることも必要である

 今回やらかしたのは765プロでもミリオンライブでもなく、ミリオンライブの運営である。ゲームの世界観を無視してしまうようだが別に自分が批判したところで推しや担当アイドルが画面の向こうで泣き出すとかPのことを嫌うとかそういうことは無いだろう。怒るべき所はいつだって現実世界の運営なのである。大体、ゲーム好きだったら運営まで大好きな必要あんのかよ。中日ドラゴンズファンが全員中日新聞大好きだと思うだろうか?本当にそうか?好きなのはアイドルだろうが。

3.推しだからと言って批判をするなと言ってる人間は切り捨てろ

 上記ツイートにもそうだが、リプライで運営を擁護するようなツイートがある。それをするのは別にてめえの勝手だが、では批判をしているやつを攻撃してるような人間はどうなのだろうか?答えは一つ、そんな人間はボタン一つでブロックしちゃえばいい。むしろ人間関係を整えるいい機会だと思ってしまえばいいのである。推しがやらかしてる時は自分の気分も沈んでしまう、それはマイナスのことしか考えられないからであって、少しぐらいはプラスになるようなことを考えるのも必要だと思う。

 

 以上である。正直この3つはミリシタだけではなく、オリックス・バファローズ名古屋グランパスがやらかした時にも当てはめられると思っている。

 今回は内容が内容だけに少し乱暴になってしまった部分があったと思うが、今回に関しては感情的にならざるを得なかった。それだけは理解してほしい。そして感情的になったからこそこの考えに至るまでに少し時間が空いたとも思ってほしい。今回は「推すのを辞める」という結論に至ったのだが、「推すのを続ける」という選択肢も当然ながら存在する、その答えを出すのは自分自身である。

 

おわり

*1:アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ

*2:このゲームではアイドルが書いている設定でプロデューサー(P)であるプレイヤーにメールが届き、劇場世界のファンに向けた公式ブログが書かれる。

*3:ミリシタ内でのアイドルの所属事務所

*4:テリー・コリンズ。元プロ野球監督。MLBアストロズ、メッツなどで監督を勤め、日本でも筆者の贔屓チームであるオリックス・バファローズの監督に2007年に就任。2008年シーズン途中「野球に関する全ての情熱を失った」と吐き捨てて辞任。その後チームはAクラスでシーズンを終えた。ざまあみろ。